気密性能は、断熱性能と共に建物の性能を現す言葉として
耳にする事が増えました。
気密の数値は、実際の建物に機械を設置して測定して
初めて性能がわかります。
気密測定は構造体とサッシなどの開口部の工事が終了した時点で行われます。
ドアや窓を全部しめた状態で特殊な機械を使って室内の空気を外に出し
室内の気圧を下げて測定して行きます。
結果は好成績!!
こちらのお宅は玄関も引戸でサッシも引違窓が多いのですが、
とても良い数値がでました。
住宅の気密性能をC値という数値で表すことができます。
小さければ隙間の小さい高性能な住宅という認識が強いです。
隙間の大きなお家は、壁の中の断熱材の性能が100%発揮できなかったり、
換気のバランスが悪くなり予想できない漏気を招いたりします。
また、壁内の結露や室内のカビの原因になったりすると言われています。
結露やカビは家の寿命を短くする原因にもなるので絶対に防ぎたい…💦
気密性能は絶対意識するべき性能です。
隙間を丁寧にコーキングで埋めている状態です。
このコーキング処理は大工さんにとってかなり手間のかかる作業です。
しかし、しっかりと丁寧に処理して頂いているのがわかります!
重要なことは現場に入る大工さんと管理する現場監督が
気密処理について高い意識を持ち、地道に隙間を防ぐ作業が必要になります。
先日行われてた構造見学会も、予約制でしたが、
たくさんの方にご来場頂き、気密の体験もして頂く事が出来ました。
お家が完成すると見えなくなる構造の状態で、断熱と気密と
お家の性能についてみて頂ける構造見学会は
是非参加して頂きたいイベントです!
ご来場頂きました方々、本当にありがとうございました。