冬の不快な風物詩、、、 結露。
結露は窓枠やガラスを水滴などで汚すだけでなく、
さまざまなトラブルを引き起こす
住まいの大敵です。
■窓の結露発生のプロセス
結露はどのようなときに発生するのでしょうか。
窓の結露でいうと
①室内で水蒸気が発生する
②冷たい外気が窓の表面温度を下げる
③水蒸気を含んだ室内の空気が窓に触れる
などがあげられます。
窓の表面温度が露点温度より低いとき、窓の表面に結露が発生します。
■結露によるトラブル
結露は、私たちの生活や住まいに対して、さまざまな悪影響を及ぼします。
❕ 家具の後ろがジメジメ・・・
❕ 窓やカーテンがびっしょり・・・
❕ 押入の中がジメジメ・・・
放っておくとこうなります💦💦
⚠ カビの発生
⚠ カビの胞子、ダニのふんや死がいが浮遊
⚠ ダニの発生
健康に悪い環境になり、家の美観をそこねます。
■結露を抑えるためのポイント
結露は、室内の空気が露点温度より冷たくなったところに発生します。
ですから、室内に露点温度より冷たくなる所を少なくしたり、室内に
必要以上に水蒸気を発生させないことが大切です。
**断熱サッシの使用**
断熱サッシは、外気の冷たさを室内側に伝えにくくします。
窓枠やサッシの室内側表面温度を下がりにくくすることで、
結露の発生を防ぎます。
**建物の断熱化**
断熱材は、外気の冷たさを室内に伝えにくくするとともに、
建物の保温性を高め、室内温度を下がりにくくする効果があります。
**十分な換気をする**
水蒸気量をゼロにするのは不可能です。
そこで室内に発生した余分な水蒸気は、換気扇を回したり窓を
開けたりしてこまめに外に排出するようにしましょう。
**水蒸気の発生を減らす**
室内で発生する水蒸気を意識するようにしましょう。
暮らし方や住まい方を少し工夫する事も結露を抑えるためには必要です。
結露の有無は、住み方や自然環境が大きく影響します。窓の性能だけで結露を完全に防ぐことはできません。
空気の循環を意識して、こまめに換気をして、加湿しすぎないように過ごすことが
大切ですね。湿度は高すぎても低すぎても良くないといわれています。
適正な湿度は約50%。適正な湿度で健康への影響を抑えましょう!
快適で健康的な生活にするために、結露について対策していくことは必要ですね。