呉、広島は中国山地と瀬戸内海に挟まれた、
自然環境が豊かなエリアです。
家の建設地という観点で呉や広島市内を見ると、
平地は旧市内と呼ばれる三角州のエリアにしかないため、
住宅地は周辺の山の斜面に広がっています。
都心部で土地を見つけることは難しいので、
呉や広島では斜面、つまり坂道に住むことは、
高い確率の選択肢となります。
坂道に住むことの一番のメリットは
高台ならではの景観を楽しめることでしょう。
都心の夜景や、場所によっては瀬戸内海の多島美を
眺めることができるはずです。
特に2階にリビングを設置すれば、
隣家の存在をさほど気にすることなく、
これらの景色を存分に楽しむことができます。
また坂道にある住まいはひな壇状になっているため、
日当たりや風通しも期待できます。
海側から吹く風は心地良く、
呉や広島の素晴らしい気候の恩恵を受けることができます。
逆に坂道に住む上で注意すべき点の1つは土地の費用面です。
山の斜面に宅地をつくるために造成が必要な場合や、
山の斜面に宅地をつくるために造成が必要な場合や、
土地によっては斜面に掘り込みの
ガレージをつくる必要が出てくることがあるからです。
もう1点は地盤の強度を確認することです。
山の地盤が脆弱な場合は、
盛り土や擁壁をつくることが多いのですが、
この擁壁周辺は土地が脆弱な場合が多いのです。
さらに擁壁をつくる際は、
土地の所有者が費用負担するケースが
多いということを知っておきましょう。
また造成した山に住むということは、
2014年8月に起きた広島土砂災害と2018年7月の西日本豪雨のことを
忘れてはいけません。
「土砂災害ポータルひろしま」などのサイトで
警戒区域や危険箇所を確認し、
土地探しの参考にしましょう。
広島の住宅街には、コンクリートのガレージの上に木造住宅を建てるケースがよく見られる